今夏も市場価格が高騰か!? 電力の調達先である日本卸電力取引市場(JEPX)とは?

こんにちは。グローバルエンジニアリングの落石です。
 
今回のテーマは日本卸電力取引市場(JEPX)と市場価格になります。

2016年5月某日

登場人物紹介
バル男 (男):エネルギー会社(グローバル)へ中途入社。1年目
リン子 (女):エネルギー関連に通じており、バル男の指導係

バル男:
春になったと思ったら、日中は日差しが強くて暑いくらいですね。
 
 
リン子:
そうね。これから夏に向けて電力の需要が増えると電力の市場価格が高くなるわね。
今回は多くの新電力が電力の調達先としている、日本卸電力取引市場(JEPX)のお話をするわね。
 
 
バル男:
2005年4月1日に開設されて、当日市場が今年2016年4月1日から1時間前まで売買ができるようになりましたね。
 
 
リン子:
そうね。JEPXでは一日前市場(市場)や当日市場(時間前市場)の他に先渡市場、掲示板市場があるわ。
現状の取引されている平均約定価格が6円~8円台と低めの価格になっているけど、昨年の猛暑日の市場価格(システムプライス)を見ると場合によっては今夏も価格が高騰してしまうかもしれないわ。
 

2015年8月7日のスポット市場
※スポット取引の約定計算で得られた全国大の売り入札曲線と買い入札曲線の交点の価格

jepxchart20150807

JEPX参照

 
バル男:
40円/kWh を超えていますよ、リン子さん!
 
 
リン子:
そうね。ただこれは市場での料金、簡潔に言うと各電力会社の負担の話だから、従量料金単価を固定して契約されいるお客様への直接の影響は恐らくないわ。
だけど電力会社もリスクを分散させる為に色々な発電事業者から分散して電力調達を行う必要があるわね。
ちゃんと覚えるのよ。
 
 
バル男:
色々な情報に呑まれないように精進します!
 
 
 
 
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