高騰する夏の電力卸取引市場!重要になるのはディマンドリスポンス

こんにちは。グローバルエンジニアリングの落石です。
 
今回のテーマはディマンドリスポンスになります。

2017年7月

登場人物紹介
バル男 (男):エネルギー会社(グローバル)へ中途入社。永遠の1年目。
リン子 (女):エネルギー関連に通じており、バル男の指導係

バル男:
いやー暑い、溶けそうですリン子さん……。
 
 
リン子:
そんなだらしない顔してないで仕事に取り掛かりなさい!
 
 
バル男:
それは分かってはいます……。
あ、リン子さん、やはりこの暑さで電力卸取引市場(JEPX)の価格がかなり上がりましたね!
 
 
リン子:
そうね。
基本的に夏は高騰する季節で、7/19は45円/kWhを超えた時間帯もあったわね。
 
 
バル男:
45円/kWh!?
当社は大丈夫なのでしょうか?
 
 
リン子:
当社は、色々なお客様と契約を結んでいて、市場に頼らず相対契約での電源調達をメインにしているから、高騰する時間帯があっても比較的大丈夫なの。
昼をメインに使うお客様と夜をメインに使うお客様を組み合わせれば、長方形の需要が出来上がるでしょ?
 
 
バル男:
なるほどー!
 
 
リン子:
って……、そんなことも理解していなかったの?
 
 
バル男:
いやそんなことはないですよ……!
あ、さらにこの時期特に重要になってくるのがディマンドリスポンスですよね!!
 
dr
 
 
リン子:
そうね。どうしても昼間の時間帯に市場の価格が上がってしまうから、当社のお客様に需要を下げてもらって、下げてもらった分対価をお支払いするの。
お客様も電気を買わなくて済む+対価を得られるし、当社も高騰する時間帯に市場で買わなくて済むし、という仕組みね。
 
 
バル男:
今はまだ、発電機や蓄電池を使ったものが主ですけど、今度は節電でももっと広まっていくはずですね!!
 
 
 
 
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