
どんなことにも本気になることを思い出させてくれる! イグノーベル賞とは?
目次
こんにちは! 廣田です。27歳、社会人です。
27歳、立派な大人です。突然ですが、かっこいい大人ってどんな人だと思いますか。私が考えるかっこいい大人に傍から見ればくだらないことにも本気になれるという事があります。
そんな私が考える大人の最高峰が表彰される機会があります。その名もイグノーベル賞です!
今回は、イグノーベル賞とは何なのか。どんな内容で表彰されているのか紹介していこうと思います!
イグノーベル賞とは
イグノーベル賞は、1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる業績」に対して与えられるノーベル賞のパロディーである。毎年9月もしくは10月に「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる業績」や風変わりな研究、社会的事件などを起こした10の個人やグループに対し、時には笑いと賞賛を、時には皮肉を込めて授与される。
これはもうノーベル賞と言っても過言ではない。
選考対象は5,000を超える業績(自薦も含む)で、書類選考はノーベル賞受賞者を含むハーバード大学や、マサチューセッツ工科大学の教授ら複数の選考委員会の審査を経て行われる、それはもう大層なものなのだ。
日本人については、ほとんど毎年のように受賞しており、驚異の13年連続受賞(2019年時点)という記録を残しています!
一体どんな内容なのか気になってきましたよね! それでは、そんな「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる業績」について紹介していきます!
床に置かれたバナナの皮を人間が踏んだ時の摩擦係数を計測した研究
皆さんも一度は気になったことがあるのではないでしょうか。バナナの皮は本当に滑るのか、と。
これはそんな誰しも一度は抱いたであろう疑問を物理学の視点から研究したものです。
この研究では、靴の裏が様々な果物を踏んだ時と、直接リノリウムの床を踏んだ時の摩擦係数を比較研究し、結果、バナナの皮の上を歩いた時の摩擦係数が、通常と比べて6分の1しかないことを明らかにしました。
また、果物についても、リンゴの皮に比べてもバナナの皮の摩擦係数は半分しかないなど、やはりバナナの皮は滑りやすかったということも証明しました。さらに、さらに、バナナの皮の内側は、粘液で詰まった粒がたくさんあり、足で踏むとつぶれて滑る原因になることも発見しました。
すげえよ、まさかバナナの皮が本当に滑りやすいだなんて……。というか、それを真剣に研究するなんて……。そしてこの研究に脚光が浴びる日があるなんて……。
なんて日だ!(感嘆)
皆さん、道端に落ちているバナナにはお気をつけて!
床に落ちた食べ物は3秒以内なら平気なのか?
3秒ルールは聞いたことがあると思います。落ちたものでも3秒以内であれば汚くないという俗説ですね。このルール、5秒という秒数が違うだけで、実は海外にも存在するんです。
こちらの研究では、複数の素材からなる床といくつかの食べもの、その落下方法や接触時間を分析し、床に落ちた食べものは5秒とかからず簡単に汚染されうることを証明しました。それどころか、場合によっては1秒未満で汚染されることもあるとか。
ただし「汚染された表面との接触時間が長くなればなるほど、汚染は拡大する」という考えは正しいようです。あとタイルとステンレスは伝搬率が高く、カーペットが一番伝搬率が低いという結果も出ています。
3秒ルール適用されないとは……。もう床一面カーペットにするしかない。
人々がお互いに許容しあう、全く新しい方法を提供したこと
こちら何に対して贈られた賞かわかりますか? 皆さんも一度は利用したことがあるかと思います。
正解はカラオケです!
総評によれば、「歌によって相手に苦痛を与えるためには、自らも相手の歌による苦痛を耐え忍ばなければならない。カラオケというお互いの歌をじっと聞くというような、忍耐強さを鍛える全く新しい方法を編み出した」とのこと。
その発想はなかった。発明者である井上大祐さんは、この功績でイグノーベル平和賞を受賞しています。
美味しいポテトチップスの食べ方
ポテトチップス! 私も大好物です!
そんなポテトチップスを食べる際、美味しく食べられる研究があることを知っていますか?
コンピュータで修正したポテトチップスの音を流すことにより、ポテトチップスを食べている人は自分の噛んでいるポテトチップスが実際以上にかりっとして新鮮であるように信じることを示したというのがその研究です。
どうしてその発想に至ったのか。天啓に導かれたのだと思います。
皆さんもポテトチップスのかりっと感を感じたいときは、ポテトチップスの咀嚼音を聞きながら食べてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
個性豊かな賞ばかりでしたね。今回紹介した賞以外にも多くの賞が存在します。内容的な問題で紹介できなかったものも……。
大人になった今だからこそどんなことにも本気になるということ、ユーモアを持ち続けることが大切だと感じます。私はそんな気持ちを思い出させてくれるこの賞がとても大好きです。
ぜひ、今年のイグノーベル賞の結果を見てみてください!
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