ビジネスマン必読の世界的名著!『自助論』をご紹介します
目次
こんにちは、湯本です。
今回は、読書好きな私が愛読している、世界的名著であるサミュエル.スマイルズの『自助論』をご紹介します。
ビジネス書のベストセラー 『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィーや、 『思考は現実化する』ナポレオン・ヒルに並ぶ素晴らしい一冊です。私がこの本を読んで胸に刺さった言葉たちを紹介していきます。
『自助論』著者S.スマイルズ
本書『自助論』は、1858年に出版され、現在まで約150年以上も読み続けられている世界的名著になります。まず、自助の意味ですが、これは自分で自分を助けると言う意味で「天は自ら助くる者を助く」と冒頭に書かれています。わかりやすく一言で言うと「自立」です。
環境や制度、周囲の人などの外的要因はさておき、自分のことは自分でなんとかしよう、と言うことが書かれた本です。
外部からの援助は人間を弱くする
外部からの援助は人間を弱くする。自分で自分を助けようとする精神こそ、その人間をいつまでも励まし、元気づける。
その人のために良かれと思って援助の手を差し伸べても、相手はかえって自立の気持ちを失い、その必要性も忘れるだろう。保護や抑制も、度が過ぎると役に立たない無力な人間を生み出すのがオチである。– 本文引用
自分で最後までやりきることができれば、自信もつき、ここぞと言う場面でも力を発揮することができます。
逆に普段から周りのサポートを当てにしていると、自立も自走も難しくなります。ビジネスマンとして成長し続けられるように、このマインドはとても大切です。
不平不満をぶちまけるのは絶対にまちがっている
世間にあれこれ不平不満をぶちまけるのは、絶対にまちがっている。どこか長所のある人間なら、いつまでも無視されつづけるわけがない。成功をつかまえ損なうのは、たいていはその本人が悪いからだ。
– 本文引用
この言葉から、今まで被害者のふりをして、不満を言っていた自分がひどく恥ずかしく思いました。
不満に思うことがあるなら努力が足りない。不満を言う暇があれば努力しなさいってことです。なにも言い返せないですね。
困難は乗り越えるためにある
困難は乗り越えるためにある。だから、ただちに困難と取り組め。実践しているうちに、それを克服するうまい方法も見つかるはずだ。努力をくりかえせば、力と勇気が湧いてくる。精神や人格はいつの間にか完璧なまでに鍛え上げられ、潔く勇敢な態度が身につき、自分の思うままに行動できるようになるだろう。ただし、困難と真剣に闘った経験のない連中には、このことはとうてい理解できないと思うが……。
– 本文引用
困難=成長のチャンスです。辛いことや大変なことから逃げずに、乗り越える努力をすることで今までできなかったことができるようになります。
上司から大変そうな仕事を任せらたら、それはチャンスです! 断る理由なんてありません!
自分の道は自分で切り拓け
自分の道は自分で切り拓け。飢えようと飢えまいと、すべては自分自身の努力にかかっている。
– 本文引用
優柔不断な人には、グサッと胸に刺さる言葉だと思います。私自身この言葉から、決断までの時間がすごく短くなりました。
自分の決断が良い結果になるか悪い結果になるかは、タイミングや運ではなく自分の努力次第です。実際悪い結果になっても、それは自分の努力不足だと思えるようになり言い訳も少なくなりました。
ちょっとした行ないが立派にできたか
どんな小さな穴からでも日の光が差しこむように、ほんのささいなことからでも人それぞれの人柄がはっきりと見てとれる。実際、人格の優劣というのは、ちょっとした行ないが立派にできたかどうかにかかっている。
– 本文引用
AMGの代表取締役も、同じことを口にしています。「簡単なことをおろそかにしていてはいけません。難しいことは簡単なことの積み上げだからです。簡単なことをおろそかにするひとは、難しいこともできません。」と。
当たり前のことが当たり前にできないと信用を失いかねないので、日頃からビジネスマンらしく行動することを心がけています。
他人に接する態度を見れば、その人の人格がわかる
他人に接する態度を見れば、その人の人格の優劣が手に取るようにわかる。地位の上下を問わず誰にでも節度を失わずに接している人を見るのは、実に気持ちがよい。十分な尊敬の念を持って人に対すれば、相手の心を愉快にさせるのはもちろん、当の本人にも大きな喜びが湧いてくるだろう。
– 本文引用
年齢や性別に関係なく誰にでも丁寧に接している人は爽やかで素敵ですよね。私もそっち側の人間になりたいので、言葉遣いや服装、態度など周りに良い印象が与えられるよう意識しています。
みなさんは周りに良い印象を与えられていますか?
まとめ
『自助論』いかがでしたでしょうか。胸に刺さる言葉はあったでしょうか。
この本は、仕事との向かい合い方や自分自信を見つめ直す良いきっかけを与えてくれると、私は思っています。自立したビジネスマンになれるようこの先も読み返していくつもりです。
では、また。
《関連記事》