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基本情報技術者試験 第8章「経営戦略」 – よく出る問題と抑えておきたいポイント

基本情報第8章ポイント
feels

こんにちわ、佐藤です。
 
今回は、基本情報技術者試験、第8章経営戦略になります。この章はストラテジ系に分類され、第7章のシステム戦略、第9章の企業と法務と合わせて20問出題されます。
 
問題の傾向もよく読めばわかる問題が多く、わからない単語がない状態で臨むば、比較的簡単に回答できます。
 
この章は暗記がメインとなりますが、得点を重ねるのは他の章と比べると簡単になりますので、確実に抑えていきたいところです。

今回の内容

今回は、幅広い対象範囲の中、経営戦略に焦点を当てて、書いていきます。
 

  1. 抑えておきたいポイント
  2. 抑えておきたい単語
  3. よく出る問題

 

試験範囲の詳細

  1. 第1章 基礎理論
  2. 第2章 コンピュータシステム
  3. 第3章 技術要素
  4. 第4章 開発技術
  5. 第5章 プロジェクトマネジメント
  6. 第6章 サービスマネジメント
  7. 第7章 システム戦略
  8. 第8章 経営戦略
  9. 第9章 企業と法務

この章は経営戦略マネジメントと技術戦略マネジメント、ビジネスインダストリにわかれています。

経営戦略マネジメント 経営戦略手法、マーケティング、ビジネス戦略と目標・評価、経営管理システム
技術戦略マネジメント 技術開発戦略の立案、技術開発計画
ビジネスインダストリ ビジネスシステム、エンジニアリングシステム、e-ビジネス、民生機器、産業機器

経営戦略マネジメント

経営戦略とは、企業の持続的競争優位を確立するための基本的な考え方で、経営理念、経営ビジョンを具現化するためのより具体的な方法論が出題されます。経営戦略は通常「全社戦略」「事業戦略」の2つのレベルに分けられます。

経営戦略 企業理念,多角化,シナジー効果,規模の経済,範囲の経済,イノベーション,チェンジマネジメント,ベンチマーキング,ベストプラクティス,デジタルトランスフォーメーション(DX)
全社戦略 競争優位,経験曲線,CS(Customer Satisfaction:顧客満足),グループ経営,コアコンピタンス,アウトソーシング,M&A(Mergers and Acquisitions),アライアンス,PPM(Product Portfolio Management:プロダクトポートフォリオマネジメント),シェアドサービス,ベンチャービジネス,クラウドファンディング
事業戦略 基本戦略(コストリーダシップ戦略,差別化戦略,集中戦略),ブルーオーシャン戦略、SWOT(Strength,Weakness,Opportunity,Threat:強み,弱み,機会,脅威)分析,バリューチェーン分析,成長マトリクス

 

マーケティング理論

ここでは代表的な手法とあらましについて理解しておきましょう。

マーケティング分析 3C(Customer,Competitor,Company)分析,市場調査(マーケティングリサーチ)、セグメンテーション,ターゲティング,ポジショニング,サンプリング,質問法,観察法,実験法
マーケティングミックス マーチャンダイジング
CS(Customer Satisfaction:顧客満足) 顧客ロイヤルティ,ブランド戦略,UX(User Experience),コンバージョン率,リテンション率

 

マーケティング戦略

製品戦略、価格戦略、流通戦略、プロモーション戦略などの考え方や代表的な戦略について理解しましょう。

製品戦略 導入期,成長期,成熟期,衰退期,製品ライン,製品ポートフォリオ,ブランド戦略,コモディティ化,カニバリゼーション
価格戦略 価格設定方法(コストプラス法ほか),バリュープライシング,スキミングプライシング,サブスクリプションモデル
流通戦略 フランチャイズチェーン,チャネル統合,オムニチャネル
プロモーション戦略 広告,販売促進,パブリシティ

技術戦略マネジメント

企業の持続的発展のためには、技術開発への投資とともにイノベーションを促進し、技術と市場ニーズとを結び付けて事業を成功へ導く技術開発戦略が重要です。
 
技術開発を経済的価値へ結びつけるには、技術・製品価値創造(Value Creation)、価値実現(Value Delivery)、価値利益化(Value Capture)の三要素が重要になります。
 
技術開発戦略の立案は、製品動向、技術動向を分析し、核となる技術を見極め、柔軟に外部資源を活用するなどの基本的な考え方を抑えましょう。
 
経営戦略や技術開発戦略に基づいて作成される技術開発計画の目的、立案に当たっての基本的な考え方と、技術開発の具体的なシナリオとして、科学的裏付とコンセンサスのとれた未来像を時系列で描くロードマップの目的、基本的な考え方を理解しておきましょう。
 

ビジネスインダストリ

ビジネスシステム

ここでは代表的な情報システムを覚えていきましょう。

社内業務支援システム 会計・経理・財務システム,XBRL,人事・給与システム,営業支援システム,グループウェア,ワークフローシステム,Web 会議システム
基幹業務支援システム及び業務パッケージ 流通情報システム,物流情報システム,店頭販売管理,販売管理,受発注管理,在庫管理,顧客管理,金融情報システム,医療情報システム,POS システム,生産管理システム,CDN(Content Delivery Network),ERP パッケージ,業務別パッケージ,業種別パッケージ,ユビキタスコンピューティング,IoT(Internet ofThings),ブロックチェーンの活用(トレーサビリティ確保,スマートコントラク
トほか)
行政システム及び公共情報システム 超スマート社会,Society 5.0,e-Gov,電子政府,電子自治体,LGWAN(LocalGovernment Wide Area Network:総合行政ネットワーク),住民基本台帳ネットワーク,EDINET(Electronic Disclosure for Investors’ NETwork),公共情報システム,スマートグリッド,EMS(Energy Management System:エネルギーマネジメントシステム),GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)応用システム,緊急速報,マイナンバー,ユニバーサルデザイン,ディジタルディバイド

 

エンジニアリングシステム

開発、設計などに情報技術を利用する目的と仕組みをセットで覚えていきましょう。

生産の自動制御 生産方式(かんばん方式,リーン生産方式,セル生産方式),生産ラインの編成,JIT(Just In Time:ジャストインタイム),NC(Numerical Control:数値制御),自動監視装置,無人搬送車,自動倉庫
生産システム CAP(Computer Aided Planning),CAPP(Computer Aided Process Planning),MRP,FMS(Flexible Manufacturing System),FMC(Flexible Manufacturing Cell),生産性指標
コンピュータ支援システム CAD,CAE,CAM,PDM(Product Data Management),CIM

 

その他のシステム

上記以外にもさまざまなシステムが世の中にはあります。特にその時代はやりの技術に関して1問は出題されるので、最新の動向を抑えておくことも重要です。

電子決済システム 金融取引,インターネットバンキング,EFT(Electronic Fund Transfer:電子資金移動),スマートカード,IC カード・RFID 応用システム,キャッシュレス決済(スマートフォンのキャリア決済,非接触 IC 決済,QR コード決済ほか),フィンテック(FinTech),暗号資産(仮想通貨)
ソーシャルメディア SNS,電子掲示板,ブログ,ミニブログ,ライフログ,情報銀行,シェアリングエコノミー,CGM(Consumer Generated Media:消費者生成メディア)
民生機器 情報家電,ユビキタスコンピューティング,IoT(Internet of Things)
産業機器 ロボット(産業用,医療用,介護用,災害対応用ほか),ドローン,自動倉庫,自動販売機,ATM(Automated Teller Machine:現金自動預払機),医療機器,患者モニタリング装置

 
以上、抑えておきたい項目でした。

今回の文章題の中でさりげなく使われる略称や単語に注目してみました。知っていることが前提で出題されるので、要チェックです。

コアコンピタンス(core competence)

コアコンピタンス(core competence)は、長年の企業活動により蓄積された他社と差別化できる,または競争力の源となる企業独自のノウハウや技術のことをいいます。

ベンチマーキング

ベンチマーキングは、企業経営で用いられる分析手法です。自社の製品・サービス及びプロセスを定量的・定性的に測定し、それを業界で最も成功を収めている企業(ベスト企業)のものと比較しそのギャップを把握することを表す。分析により明らかになったギャップを埋めるためにベスト企業のベストプラクティスを参考に業務改善を進めます。

クラウドファンディング(Crowdfunding)

クラウドファンディング(Crowdfunding)は、群衆(Crowd)と 資金調達(Funding)という言葉を組み合わせた造語で、インターネットの専用サイトを通じて不特定多数の賛同者から資金を集める仕組みです。寄付型、投資型、購入型などの多様なタイプがあり、起業家やクリエイターが活動資金を調達する場として注目されています。
 
以上、抑えておきたい単語でした。

企業経営で用いられるコアコンピタンスを説明したものはどれか。

 
ア: 企業全体の経営資源の配分を有効かつ統合的に管理し,経営の効率向上を図ることである。
イ: 競争優位の源泉となる,他社よりも優越した自社独自のスキルや技術などの強みである。
ウ: 業務プロセスを根本的に考え直し,抜本的にデザインし直すことによって,企業のコスト,品質,サービス,スピードなどを劇的に改善することである。
エ: 最強の競合相手又は先進企業と比較して,製品,サービス,オペレーションなどを定性的・定量的に把握することである。
 

 

解答:イ

経営戦略手法からの出題

経営戦略策定に用いられるSWOT分析はどれか。

 
ア: 競争環境における機会・脅威と事業の強み・弱みを分析する。
イ: 競争に影響する要因と,他者の動き,自社の動きを分析する。
ウ: 市場に対するマーケティングツールの最適な組合せを分析する。
エ: 市場の成長性と占有率の観点から各事業の位置付けを分析する。
 

ヒント
SWOTは、
S ・・・Strength(強み)
W ・・・Weakness(弱み・弱点)
O ・・・Opportunity(機会)
T ・・・Threat(脅威)
の4つの各単語の頭文字をとったもので、この中で強みと弱みは企業の内部要因、機会と脅威は外部環境要因に分類されます。

 

解答:イ

マーケティングからの出題

プロダクトライフサイクルにおける成長期の特徴はどれか。

 
ア: 市場が商品の価値を理解し始める。商品ラインもチャネルも拡大しなければならない。この時期は売上も伸びるが,投資も必要である。
イ: 需要が大きくなり,製品の差別化や市場の細分化が明確になってくる。競争者間の競争も激化し,新品種の追加やコストダウンが重要となる。
ウ: 需要が減ってきて,撤退する企業も出てくる。この時期の強者になれるかどうかを判断し,代替市場への進出なども考える。
エ: 需要は部分的で,新規需要開拓が勝負である。特定ターゲットに対する信念に満ちた説得が必要である。
 

 

解答:ア

経営管理システムからの出題

サプライチェーンマネジメントを説明したものはどれか。

 
ア: 購買,生産,販売及び物流を結ぶ一連の業務を,企業間で全体最適の視点から見直し,納期短縮や在庫削減を図る。
イ: 個人がもっているノウハウや経験などの知的資産を共有して,創造的な仕事につなげていく。
ウ: 社員のスキルや行動特性を管理し,人事戦略の視点から適切な人員配置・評価などを行う。
エ: 多様なチャネルを通じて集められた顧客情報を一元化し,活用することで,顧客との関係を密接にしていく。
 

 

解答:ア

民生機器からの出題

ICタグ(RFID)の特徴はどれか。

 
ア: GPSを利用し,現在地の位置情報や属性情報を表示する。
イ: 専用の磁気読取り装置に挿入して使用する。
ウ: 大量の情報を扱うので,情報の記憶には外部記憶装置を使用する。
エ: 汚れに強く,記録された情報を梱包の外から読むことができる。
 

 

解答:エ

まとめ

お疲れさまでした。以上となります。
 
この章は特に各手法、各システムの問題がランダムに出題されすべてを記憶することが難しい箇所になります。ただし問題のほとんどが過去問から出題されます。
 
過去問対策をしっかりと行い試験にのぞみましょう!それでは、また次回。
 
 
 
 
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