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基本情報技術者試験 第5章「プロジェクトマネジメント」 – よく出る問題と抑えておきたいポイント

こんにちわ、佐藤です。
 
今回は、基本情報技術者試験、第5章「プロジェクトマネジメント」になります。この章から第6章 サービスマネジメントまでが「マネジメント系」にあたり、出題数は合わせて10問となります。
 
試験における重要度は低いが全体の6割が合格ラインなので確実に答えておきたいところです。問題傾向も暗記と計算が半分ずつとなっており、比較的理解しやすいものとなってます。
それでは勉強スタートです!!

今回の内容

今回は、幅広い対象範囲の中、「プロジェクトマネジメント」に焦点を当てて、書いていきます。

  1. 抑えておきたいポイント
  2. 抑えておきたい単語
  3. よく出る問題

 
下記、試験範囲の詳細です。

試験範囲の詳細

  1. 第1章 基礎理論
  2. 第2章 コンピュータシステム
  3. 第3章 技術要素
  4. 第4章 開発技術
  5. 第5章 プロジェクトマネジメント
  6. 第6章 サービスマネジメント
  7. 第7章 システム戦略
  8. 第8章 経営戦略
  9. 第9章 企業と法務

ITシステムの開発やソフトウェア開発などのプロジェクトを総合的に管理していくのがプロジェクトマネジメントです。プロジェクトの管理といっても幅広くさまざまな観点を押さえておく必要があります。
 
以下、抑えておきたい項目です。

プロジェクトマネジメントの全体像

プロジェクトのPDCAサイクル
 
ひとつのプロジェクトは、いくつかのフェーズに分けて行われます。それぞれのフェーズに分けて行われます。それぞれのフェーズは、「計画→実行→点検→処置」の順に活動し、プロジェクト終了までフェーズごとのサイクルを繰り返します。このようなサイクルをPDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action cycle)と呼びます。
 
プロジェクトマネジメントの10項目

プロジェクト総合マネジメント プロジェクト全体の統括的な管理・調整を行います。計画をプロジェクトマネジメント計画書にまとめます。
プロジェクトステークホルダマネジメント 利害関係が対立しがちなステークホルダ間の調整を行い、プロジェクト活動を円滑に進めることにあります。ステークホルダ間の情報共有と意見調整などを行います。
プロジェクトスコープマネジメント スコープを定義し、プロジェクト遂行に必要な作業を過不足なく洗い出していく活動です。定義したスコープは、プロジェクトスコープ記述書にまとめます。
プロジェクト人的資源マネジメント 必要な要員を集めてプロジェクトチームを結成し、そのチームを運営管理していくことを主な活動としています。プロジェクトチームの育成や要員の指導・教育も、この活動の一環として行われます。
プロジェクトタイムマネジメント この期間内にプロジェクトを完了させるためのコントロールを行う管理活動です。作業単位であるアクティビティを定義し、作業順序を決め、各アクティビティに必要な作業時間を見積もります。
プロジェクトコストマネジメント 定められた予算内でプロジェクトを完了させることが活動の目的です。
プロジェクトリスクマネジメント 発生が予測できるリスクに対して、脅威はその影響を最小限に抑え、好機は最大限に活かせるよう、あらかじめ対策を考え、発生時に確実に実行していくことがリスクマネジメントの目的です。
プロジェクト品質マネジメント 成果物の品質の目標策定と、品質の評価・コントロールを行います。開発プロジェクトでは、利用者の要求をクリアするため、作成するプログラムの品質方針と品質目標、品質に関して負うべき責任を定め、プログラムの品質を評価・管理していきます。
プロジェクト調達マネジメント プロジェクトに必要な人・もの・サービスを外部から得て、活用・管理するのがプロジェクト調達マネジメントです。プロジェクト人的資源マネジメントと重なる部分もありますが、社内がプロジェクト人的資源マネジメントで社外がプロジェクト調達マネジメントとなります。
プロジェクトコミュニケーションマネジメント ステークホルダー間の適切な情報共有によって、プロジェクトを円滑に進めることが目的です。やり取りされた情報を記録・管理していきます。

代表的なコストの見積手法

ここでは、試験によく出題される、代表的な4つの見積手法を説明します。とくにFP法はよく出題されるので押さえておきましょう!
 

類推見積法 過去に行った類似するシステムの開発をもとに、新システムとの相違点などを分析して、必要な工数とコストを見積もる手法。
標準タスク法 WBSの最小単位であるワークパッケージや、さらに小さく作業を分割したアクティビティのひとつひとつから工数とコストを予測。それらを積み上げて合計していくことで、新システム全体にかかる工数やコストを見積もる手法。
プログラムステップ法 新システムで開発するそれぞれのプログラムの、完成時のステップ数を予測。すべてのプログラムの総ステップ数から、工数やコストを見積もる方法。
ファンクションポイント(FP)法 ファンクションとは「機能」のこと。FP法では、プログラムに含まれる機能の数や、その機能の複雑度などから、工数やコストを見積もる手法。機能に注目するため、非エンジニアにもわかりやすく、ユーザ自身が見積もることも可能。

以上、抑えておきたい項目でした。

単語の意味を問うものも試験には含まれるので、個人的にピックアップしてみました。問題文に当たり前のように登場する時があるので覚えておきましょう。
 
それでは、何個か用意したので確認して下さい。
 

WBS
WBS(Work Breakdown Structure:作業分解構成図)は、プロジェクト全体を細かな作業(Work)に分解(Breakdown)した構成図(Structure)です。
PMBOKガイドでは、WBSを用いて作業を分解したときに最下層となる、作業管理の最小単位のことを、ワークパッケージといいます。

 

PMBOK
PMBOKとは、アメリカの非営利団体PMI(Project Management Institute)が策定した、モダンプロジェクトマネジメントの知識体系。プロジェクトマネジメントの遂行に必要な基本的な知識を汎用的な形で体系立てて整理したものである。

 

ベンチマーク
ベンチマークとは、コンピュータのハードウェアやソフトウェアの処理速度を計測する試験。試験用に作成されたソフトウェアを実行し、処理の完了までにかかる時間を計測することで、製品間の比較を行う。

 
以上、抑えておきたい単語でした。
 
それでは今回も過去の試験問題より抜粋した問題に挑戦してみてください!

設計書の作成状況が表の通りであるとき、3種類の設計書すべての作成を完了させるために必要な今後の工数(人時)はいくらか。

作業に必要な工数の計算
 

ア: 550
イ: 900
ウ: 1100
エ: 2000

ヒント
現状で未作成の枚数をもとめ、その枚数から必要工数を計算してみよう。

解答:ウ

2.日程短縮できる作業

図のアローダイアグラムにおいて、プロジェクト全体の期間を短縮するために、作業A~Eの幾つかを1日ずつ短縮する。プロジェクト全体を2日短縮できる作業の組合せはどれか。
日程短縮できる作業

 
ア: A、C、E
イ: A、D
ウ: B、C、E
エ: B、D
 

ヒント
全作業の期間を短縮するには、クリティカルパス(最も日数が多い作業を結んだ経路)上の作業を短縮しなければならない。

解答:エ

3.FP法を用いた作業人月の計算

ある新規システムの開発規模を見積もったところ、500FP(ファンクションポイント)であった。このシステムを構築するプロジェクトには、開発工数の他に、開発と導入・教育を合わせた工数が10人月必要である。また、プロジェクト管理に、開発と導入・教育を合わせた工数の10%を必要とする。このプロジェクトに要する全行数は何人月か。
ここで、開発の生産性は1人月当たり10FPとする。

 
ア: 51
イ: 60
ウ: 65
エ: 66
 

 
 

解答:エ

4.品質の管理指標として適切なもの

システム開発プロジェクトにおける、ソフトウェア品質の管理指標の1つとして、最も適切なものはどれか。

 
ア: WBSを構成するワークパッケージの完了工数
イ: 個人別のプログラミングの生産性
ウ: 成果物ごとのレビュー時間
エ: プログラミングのバージョン
 

 
 

解答:ウ

5.プル型に分類されるコミュニケーション手段

プロジェクトにおけるコミュニケーション手段のうち、プル型コミュニケーションはどれか。

 
ア: イントラネットサイト
イ: テレビ会議
ウ: 電子メール
エ: ファックス
 

 
 

解答:ア

まとめ

お疲れさまでした。以上となります。
 
計算があるといっても四則演算レベルなので、理論を覚えると応用が利き、どんな問題でも答えられるようになると思います! あと少し一緒に頑張っていきましょう!
 
それでは、お疲れさまでした!!
 
 
 
 
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