【史跡巡り】幕末にハマったオタクが山口県まで行ったよ 高杉晋作超Rock編

連日暑いですね。Rockしてますか?
情熱(パッション)です!松浦です。

引きこもりがちなオタクでしたが、幕末Rockに超ハマってからあちこちに出かけるようになりました。
苦手だった飛行機に数年ぶりに乗って聖地巡りするほどに……。

山口県に行ってきたよ! 前回は「桂さんかっこいい編」でしたが、今回は高杉晋作メインでご紹介いたします。
短い生涯ながら、数多くの濃ゆいエピソードを残し今もなおファンの多い高杉晋作さん・・・。
知れば知るほどかっこよい~~~! みんな! 惚れて! でもわたしのだからとらないで!

意外とこじんまり。高杉晋作誕生地

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高杉晋作さんの生家です。
木戸孝之(桂小五郎)さんのお家のすぐそばにあります。
偉人の密度が高すぎる住宅地、さすが世界遺産萩城下町。

門をくぐってすぐ受付があり、そこで見学料を払うのですが、「狭いので建物の中には入れません。外からご見学ください」という案内が。

高杉晋作というと、町民や農民まで身分を問わず受け入れていた松下村塾の中でお金持ちのお坊ちゃんキャラで、生家も高い塀に囲まれ、厳重な門のある大豪邸で錦鯉がいる池がいくつもあり……なイメージでしたが思っていたより親しみやすい、ちょっと大きめのお家といった感じです。

現存しているのは一部であり、かつてはもう少し広かったようですが、案内図を見た感じ、それでもすごく広いというわけではない印象でした。
意外と親しみやすい感じ。そういうギャップって……きゅん( ˘ω˘ )

産湯に使ったといわれる井戸や、縁側から建物の見学ができ、お写真や晋作さんの句を眺めることができます。
幕末のロッカー、高杉晋作の伝説の始まりの地、感慨深いです。
ちなみに高杉晋作さんの幼名は「春風」。かわいい……。

お隣には「晋作広場」が。

晋作広場

中はほんと広場、草とか生えててワンちゃんのお散歩に最適そうってかんじなのですが、「立志像」があります。

立志像

銅像を見たら同じポーズで写真を撮るのですが、手の位置が痛恨のミス……。

開館時間
9:00~17:00
休館日
不定休
入館料
大人100円

高杉推し! 萩博物館

高杉晋作誕生地の少し先にある博物館です。
歩いてでも余裕の距離ですが、萩はどこも閉館が早めなので自転車を借りて巡るのがおすすめです。

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わたしが訪れた日は、「高杉晋作の恋文」という特別展示をやっていました。おおお……!
学芸員さんの解説を聞きながら眺めていたのですが、奥さんであるマサさん、愛人であるうのさんに宛てた手紙は1通ずつで、他は概ね木戸孝之(桂小五郎)宛というのが面白かったです。

奥さんへは「高杉家の共同経営者」宛といった感じでなかなか固い感じ、愛人へは平仮名まじりでフリガナまでふっていて優しくかわいらしい感じ、そして木戸孝允宛は「兄さん! 愚痴りたいんで蒲焼き屋にちょっと来てくれませんか!」な内容……。

木戸孝允宛は恋文ではありませんが、近所の頼れるお兄さんに甘える高杉晋作が可愛らしくて、そういう所も女性人気が高い理由なのかなーと思いました。

筆まめで手紙が多く残されている高杉晋作さんですが、大好きな木戸さんに手紙を送りまくるもお返事はすぐに捨てるので木戸孝允からの返信はほぼ残されてないというのがやっぱりRockだなと思いました。ややこしい人……(そこがいい)。

常設でも立派な高杉晋作資料室があり、産着や、刀の稽古の時の鎧(幼児サイズで超小さいです! 稽古デビュー早い!)、ドラマだと遊郭でだいたい弾いてるあの三味線の現物等が見れます。

このコーナーにも手紙が展示してあるのですが、「今必要かなーーと思って独断で軍艦買いました。でもそんなことなかったぽくて早とちり……恥ずかしい……支払いよろしくお願いしまーす!」という内容で大変Rockしてました。

受け取った側は突然数億の請求がきて「マジで……え……?」となったと思いますが、この軍艦、後に活躍します。
20歳そこそこでこの決断力……かっこいいーー!
わたしも買ってみていいですか? セグウェイ今必要かなーーって。

開館時間
9:00~17:00
休館日
無休
入館料
大人510円 / 高校生・大学生310円 / 小・中学生100円

ちょっと切ない・・・砲台跡

こちらは萩から離れて下関です。
高杉晋作率いる奇兵隊が外国相手に戦っていた砲台跡。

実際に攘夷として外国と戦ったのは長州藩だけであり、ここで砲台を奪われて負けたことにより、攘夷が無理なことを悟った長州藩は倒幕へと方針を変えます。
日本史の重要なターニングポイント!

タクシーの運転士さんに「砲台跡に行きたいんですけど……」と相談したら、「え? なんにもないですよ? ほんとに行くんですか?」と何度も確認され、ついたのがこの「前田砲台跡」。

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原っぱ……(´▽`)
この看板と、亡くなった方を偲ぶ石碑があるのみです。あとは草。

タクシーで再度移動し、「壇ノ浦砲台跡」。

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海に向かって大砲のレプリカがずらーっと並んでいて壮観です。
その名も長州砲

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もう1パターン、実物から型を取って復元されたものが設置されていました。
外国に奪われたものの、当時外相だった阿部晋太郎さん(安倍晋三さんのお父さんです。山口出身)の尽力により返還されたそうです。
それが1984年なので、だいぶ時を経ての里帰りでした。

すぐ隣には「壇ノ浦古戦場」の石碑と像が。
源氏と平家最後の戦いの地です。すごい運命を分かちまくってる場所ですね。

まとめ

病を患った高杉晋作は、奇兵隊の多くが散った下関を最後の地とし亡くなります。
27歳……短いけど突然出家したり軍艦買ってみたり投獄されたり、大変濃ゆい生涯でした。
わたしが27歳になったとき、どれくらいのことを成し遂げたといえるのかなーと大変考えさせられます。

以上、高杉晋作編でした!

次回は「吉田松陰編」です。師匠もRockだった。

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