ORACLE MASTER Bronze Database 11g資格取得への道 DBA編
目次
こんにちは、昼間です。
今回はORACLE MASTER Bronze Database 11gの資格取得に必要なBronze DBA 11gの試験問題の例題を、いくつか紹介し解説していきたいと思います。
ORACLE MASTER Bronze Database 11gの資格取得のために合格しなくてはいけない試験や勉強方法については前回のブログをご覧ください。
まずは、Bronze DBA 11gの試験の概要から説明していきたいと思います。
Bronze DBA 11gとは
Bronze DBA 11gとは、データベースの運用管理に必要となる一般的な管理タスクの実行方法に関する内容です。
データベースの構成、メモリーと記憶域の管理、ユーザーの管理、表などのデータベースオブジェクトの管理、基本的なトラブルシューティング、パフォーマンスの監視作業などを理解することが必要です。
試験概要は以下の通りです。
試験名 | Bronze DBA 11g |
試験番号 | 1Z0-018 |
試験時間 | 75分 |
出題数 | 48問 |
合格ライン | 60% |
それでは、さっそくいくつか例題を出していきたいと思います。
SQL文の分類についての問題
次の選択肢の中から正しいものを選択してください。
A. SELECT:DML, CREATE:DDL, MERGE:DCL B. MERGE:DML, SAVEPOINT:トランザクション制御, REVOKE:DCL C. CREATE:DDL, UPDATE:DML, COMMIT:DCL, D. ROLLBACK:DCL, DROP:DDL, GRANT:トランザクション制御 </pre>
データ操作言語(DML)、データ定義言語(DDL)、データ制御言語(DCL)、トランザクション制御についてはそれぞれ確実に押さえておきましょう。
データ操作言語(DML) |
・SELECT文 ・INSERT文 ・UPDATE文 ・DELETE文 ・MERGE文 |
データ定義言語(DDL) |
・CREATE文 ・ALTER文 ・DROP文 ・RENAME文 ・TRUNCATE文 ・COMMENT文 |
データ制御言語(DCL) |
・GRANT文 ・REVOKE文 |
トランザクション制御 |
・COMMIT文 ・ROLLBACK文 ・SAVEPOINT文 |
解答:D
Oracle Universal Installer(OUI)についての問題
Oracle Universal Installer(OUI)を使用してできることをすべて選択してください。
A. マシンにインストールされているOracleソフトウェアの表示
B. データベースの新規作成
C. 新しいOlacleソフトウェアのインストール
D. Oracleソフトウェアの削除
E. インストールに関するオンラインヘルプの表示
F. テンプレートの管理
Oracleソフトウェアをインストールするには「Oracle Universal Installer(OUI)」を使用します。
ソフトウェアのインストールだけではなく、以下の作業も行うことができます。
・インストールされているOracleソフトウェアの表示
・使用しないOracleソフトウェアの削除
・インストールプロセス中のオンラインヘルプの参照
・インストール前の前提条件のチェック
解答:A, C, D, E
EnterpriseManagerへのアクセスについての問題
ホスト名がsv1.sales.com、ポート番号が1158である場合、EnterpriseManagerにアクセスするURLを選択してください。
A. https://sv1.sales.com/em:1158 B. https://sv1.sales.com:1158/em C. https://sv1.sales.com/1158/em D. https://sv1.sales.com/em
ホスト名が「sv1.sales.com」、ポート番号が「1158」である場合のEnterprise ManagerのURLは
「https://sv1.sales.com:1158/em」です。
解答: B
Enterprise Managerへのアクセスについての問題
Enterprise ManagerにアクセスするURLを入力したところ、アクセスができませんでした。考えられる原因を2つ選択してください。
A. dbconsoleプロセスが起動していない
B. Olacleデータベースが起動している
C. リスナープロセスが起動していない
D. クライアント側にOracle Netをインストールしていない
E. 専用サーバーモードでインスタンスが起動している
Enterprise Managerにアクセスできない原因として次の2つが考えられます。
・dbconsoleプロセスが起動していない
・リスナープロセスが起動していない
リスナープロセスはOracleデータベースサーバー側で動作しているプロセスです。
クライアントとデータベースとの案内役がリスナープロセスです。
リスナープロセスが起動していない場合は、クライアントからOracleデータベースサーバへ接続することができません。
解答:A, C
データベースへの接続についての問題
一般ユーザがデータベースに接続できる状態として正しいものを選択してください。
A. インスタンスの起動
B. データベースのマウント
C. データベースのオープン
D. 制御ファイルが読み取られる
インスタンスが起動されデータベースがオープンされると、ユーザーはデータベースにアクセスできるようになります。
データベースが使用できるようになるまでに、次のようなステップを踏みます。
インスタンス起動→データベースマウント→データベースオープンの3ステップで起動します。
解答:C
まとめ
【オラクル認定資格試験対策書】ORACLE MASTER Bronze DBA11g
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説明が図などを使用して分かりやすく書かれているだけでなく、各章ごとに章末問題が掲載されているので、
理解度を確認しながら進めて行くことができます。
模擬試験も2回分掲載されているので本番にも安心して臨めるのではないでしょうか。
それでは、資格取得を目指して頑張りましょう!
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