Gmailの機能をプログラムから操作できる! Gmail API連携(準備編)
目次
こんにちは! 西村です。
Gmailの機能をプログラムから操作できるようになる、Gmail APIを使用したAPI連携方法をご紹介いたします。今回は、GmailのAPI連携を実施するにあたり必要な準備を説明します。
プロジェクトの作成
GmailのAPI連携を実現するにあたり、Gmail APIの設定を行います。初めに、Gmail APIを管理するためにプロジェクトを作成する必要があります。
Gmailアカウントが登録されたブラウザから Google Cloud Platform コンソールを開きます。下のホーム画面が開いたら、プロジェクト作成のため左上の「プロジェクトの選択」を押下します。
プロジェクトの選択画面にある「新しいプロジェクト」を押下します。
「プロジェクト名」を入力後、「作成」ボタンを押下します。
以上の手順で、Gmail API管理用のプロジェクトが作成できます。左上のナビゲーションバーにある「Cloudの概要」から「ダッシュボード」を押下します。
以下のように、ダッシュボードの画面にプロジェクトが表示されていたら、プロジェクト作成は完了です。
Gmail APIの有効化
プロジェクトの作成が出来たので、Gmail API設定に移ります。ナビゲーションバーにある「APIとサービス」の項目「ライブラリ」を押下します。
以下の画面が開かれることを確認して、検索項目に「Gmail API」と入力して検索します。
「Gmail API」を押下します。
以下の画面が開きますので、「有効にする」ボタンを押下すれば、有効化の処理は完了です。
OAuth認証画面の作成
Gmailの機能をAPIで使用するにあたって、OAuth認証画面を設定する必要があります。OAuth認証画面の設定にはサイドバーの「OAuth同意画面」を押下します。
「外部」のダイアログを設定して「作成」ボタンを押下します。
「OAuth同意画面」の設定が開いたら、「アプリ名」や「ユーザーサポートメール」等の項目に適当な値を入力します。
画面下部の「保存して次へ」のボタンを押下します。
スコープの設定画面で「スコープを追加または削除」ボタンを押下します。
下記の画面で必要なスコープを設定して更新ボタンを押下します。
設定したスコープはスコープ設定画面に表示されます。
画面の下部にある「保存して次へ」ボタンを押下します。
テストユーザー設定画面の「ADD USERS」ボタンを押下して、テストを実施するユーザーのgmailアドレスを入力し、登録を行い「保存して次へ」のボタンを押下します。
OAuth同意画面の各種項目が登録した内容と相違がない事を確認できます。
画面下部の「ダッシュボードに戻る」ボタンを押すと、OAuth認証画面の設定は完了です。
OAuth認証情報の発行
APIに接続するための認証情報を発行します。ナビゲーションバーにある「APIとサービスの項目認証情報」を押すと、以下の画面が表示されるので、画面上部の「認証情報を作成」リンクを押下します。
表示された「OAuthクライアントID」を押下します。
OAuthクライアントIDの作成画面の「アプリケーションの種類」から「デスクトップアプリ」を選択します。
表示された名前の項目に適当な名前を入力して、作成ボタンを押下します。
認証情報が作成されていることを確認したら「JSONをダウンロード」を押下して、JSONファイルがダウンロードで出来たことを確認したら、認証情報の発行は完了です。
まとめ
以上で、Gmail APIの準備が完了です。
今回発行したJSONファイルの認証情報を使用して、PHPやJavaといったプログラムからの指示でAPI接続を行います。自動返信などの様々な機能を作成できるようになりますので、ぜひ試してみてください。
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