Git超入門編! Gitの様々な機能を図解でわかりやすく紹介
目次
こんにちは、井上です。
私は現在業務でGitを使って管理をしています。しかし、初めて使おうとした時には、用語の意味がよく分からず、かなり苦労していました。
そこで今回は、本当に何も知らない状態からGitをイメージするために最低限必要な事項を紹介させていただきます。まずは大まかに概要を掴んでいきましょう!
Gitとは
Gitとは、ファイルやディレクトリの変更履歴(バージョン)を管理する分散型バージョン管理システムです。
例えば通常ファイルの上書き保存を何度も繰り返す場合、最新の保存状態しか確認することができません。しかし、バージョン管理では各変更履歴におけるファイルの状態を保存することができます。
リポジトリ
リポジトリとは変更履歴を管理している場所の事です。それぞれのバージョンでのディレクトリやファイルの状態が記録されています。リポジトリには下記の2種類があります。
リモートリポジトリ | 皆で共有するためのリポジトリ。 サーバー上に配置されている。 |
---|---|
ローカルリポジトリ | 個人で作業するためのリポジトリ。 各個人のPCに配置する。 |
ブランチ
例えばWEBアプリで10月に画面Aを更新して、12月に画面Bを更新する場合で、これらの作業を並行して進めたいケースを考えます。10月のリリース時には画面Bの更新内容が含まれないように、作業の変更履歴を分ける必要があります。
そこで作成されるのがブランチです。
上記ではmasterブランチからブランチAとブランチBを作成しています。ここでのmasterブランチは、本番と同じ内容を保持しているブランチ、ブランチA及びブランチBは作業をするためのブランチと考えてください。
コミット
ブランチAの修正をローカルで行った場合、まずこの内容をブランチAに反映させる必要があります。これがコミットと呼ばれる手順です。
コミットを行った段階では、ローカルリポジトリに対してのみ変更が反映されている状態となっています。
プッシュ
ローカルリポジトリでの変更内容をリモートリポジトリに反映させるために行うのがプッシュです。
これにより、ローカルリポジトリのブランチAの変更内容がリモートリポジトリのブランチAに反映されます。
マージ
ブランチを統合させる手順をマージといいます。masterブランチをブランチAにマージすることで、この2つのブランチは同じ状態となります。
まとめ
今回はイメージを掴んでいただくため、大まかなイメージで説明させていただきました。概要を掴んでいただくことで、各用語の詳細を調べる際も理解しやすくなると思います。
最初はミスが怖くて中々動かせないこともあると思いますが、どんどん使って慣れていきましょう!
《関連記事》