誤字脱字を防ぐ!文章校正ツール・機能まとめ Gmail / Just Right!6 / Enno 編
目次
こんにちは、飯塚です。
仕事でGmail、Excel、テキスト文書など文章を書く機会は多いですよね。特に外部に提出する資料の場合は誤字脱字はなるべくなくしたいものです。
今回はそんなときに役立つ校正ツールを簡単な判別ケースとともにまとめてみました。
Gmailの場合 標準のスペルチェック
社内外の連絡やちょっとしたメモなど、ビジネスではよく利用されているであろうGmailの校閲機能を調べてみました。まずは標準の英字スペルチェックです。
使い方
使い方はいたってシンプルです。
1. メールを新規作成して、右下の▼マークをクリックします。
※この時点で赤色の波線で誤字が示されているので、わざわざスペルチェックを使う必要はないかもしれませんがご紹介します。
2. スペルチェックを選択してクリックします。
3. スペルチェックが走ります。日本語には対応していない旨のポップアップが表示されるあたりは、さすがGoogleです。
判別結果
判別ケース | 正しい言葉 | ミスの種類 | 判別結果 |
---|---|---|---|
soltion | solution | タイプミス | 可 |
staet_time | start_time | スペルミス | 可 |
こんちは | こんにちは | 正しい日本語でない | 不可 |
ああああああご確認よろしくお願いします | ご確認よろしくお願いします | 意図しないタイピング | 不可 |
go確認お願いします | ご確認お願いします | 変換ミス | 不可 |
ゴ確認お願いします | ご確認お願いします | 変換ミス | 不可 |
お疲れ様でs | お疲れ様です | タイプミス | 不可 |
マジで超お疲れ様です | お疲れ様です | 正しい日本語でない | 不可 |
シンプルでとても使いやすいです。よく見てみると「staet_time」の「staet」のみを誤字として認識していることがわかります。
アンダーバーやハイフンはプログラマやSEがDBのカラム名や変数名で使ったりするので、スペルチェックをしたい場合はGmailに張り付けるのもありかもしれません。
文章校正支援ツール Just Right!6
日本語校正ツールとして有名なアプリのようです。今回は体験版を導入して、試してみることにします。ツールの利用には登録が必要です。
導入方法
1. 以下のサイトから体験版をダウンロードします。
http://www.justsystems.com/jp/products/justright/
2. ダウンロードには登録が必要なので、新規登録をクリックします。
3. 必要な項目を入力して、登録内容確認ボタンをクリックします。
4. 内容を確認できれば、送信ボタンをクリック。
5. メールのURLを開くと登録が完了するので、元のページに戻ります。
6. 体験版ダウンロードボタンをクリックします。
ダウンロードできればあとはアプリの指示に従ってインストールをするだけなので、手順は省略して実際に使ってみたいと思います。
使い方
1. アプリを起動します。こんな感じです。
2. 校正したい文章を入力して、「校正実行」をクリックします。
3. チェック結果のポップアップが表示されるので、「確認」ボタンをクリック。
4. 指摘箇所が理由ごとに色付けされて左側に表示されます。各指摘の詳細が右側に表示されています。
判別結果
判別ケース | 正しい言葉 | ミスの種類 | 判別結果 |
---|---|---|---|
soltion | solution | タイプミス | 可 |
staet_time | start_time | スペルミス | 不可 |
こんちは | こんにちは | 正しい日本語でない | 不可 |
ああああああご確認よろしくお願いします | ご確認よろしくお願いします | 意図しないタイピング | 不可 |
go確認お願いします | ご確認お願いします | 変換ミス | 不可 |
ゴ確認お願いします | ご確認お願いします | 変換ミス | 可 |
お疲れ様でs | お疲れ様です | タイプミス | 不可 |
マジで超お疲れ様です | お疲れ様です | 正しい日本語でない | 可 |
結果を見ても日本語の校正ツールとしての優秀さがうかがえます。英語のスペルチェックにも対応していますが、アンダーバーも単語の一部として扱うようです。
ユーザー情報の登録は少々面倒ではありましたが、使いやすくとても便利なツールです。
Web校正サービス Enno
気軽に利用できるという点ではWebサービスが最も優れていると思います。「日本語のあからさまなエラー (タイポ、スペースのエラー、誤字脱字、変換ミス、入力後の編集ミス、文字化け) を自動チェック」してくれるサイトです。登録不要で無料で使えます。
使い方
1. 下記のURLから「Enno」を開きます。
https://enno.jp/
2. 校正したい文章をテキストボックスに入力して、校正チェックボタンをクリックします。
3. 入力した文章はインターネット上に流してよいものか確認するユーザーフレンドリーなポップアップが出てきます。OKボタンを押すと、実行されます。
4. 画面左側に誤りが見つかった語句が表示され、画面下部に正しい日本語の用法が説明されています。
判別結果
判別ケース | 正しい言葉 | ミスの種類 | 判別結果 |
---|---|---|---|
soltion | solution | タイプミス | 不可 |
staet_time | start_time | スペルミス | 不可 |
こんちは | こんにちは | 正しい日本語でない | 不可 |
ああああああご確認よろしくお願いします | ご確認よろしくお願いします | 意図しないタイピング | 可 |
go確認お願いします | ご確認お願いします | 変換ミス | 不可 |
ゴ確認お願いします | ご確認お願いします | 変換ミス | 不可 |
お疲れ様でs | お疲れ様です | タイプミス | 不可 |
マジで超お疲れ様です | お疲れ様です | 正しい日本語でない | 不可 |
日本語の校正に特化していることが確認できます。他のサービスでは意外と引っかからなかった「ああああああ」が誤りとしてチェックされていることがわかります。
まとめ
いかがでしょうか。
日本語の文法の難しさのためか、校正機能はまだまだ充実しているとはいえないようです。それでも複数のツールを併用すれば、誤字脱字を減らせることは間違いないです。
仕事での信頼度を上げるためにも誤字脱字はなくしていきたいですね。
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