中学生がビジネスゲームで体験! 「The Project」で学ぶエンジニアの仕事

こんにちは、石堂です。
 
先日、開智日本橋学園中学・高等学校の中学1年生を対象に、自社製品のビジネスゲーム「The Project」を使ったイベントを実施しました!

このイベントは夏休みと冬休みの2回に分けて行い、夏休みは12名、冬休みは7名の生徒さんと、担当の先生1名が参加してくださいました。合計で21名の皆さんにご参加いただき、とても充実した時間となりました。
 
本ブログでは、イベント当日の様子や、参加者の皆さんからいただいたアンケート結果を交えながら、イベントの内容をご紹介します。

「The Project」で楽しく学ぶ!論理的思考と協力の大切さ

近年、IT技術の進化とともに、論理的思考やチームワークの重要性がますます高まっています。そこで、中学生のうちからシステム開発の流れを体験し、実践的なスキルを学べる機会を提供することを目的に、今回のイベントを開催しました。

このイベントでは、「The Project」というゲームを活用し、楽しみながら論理的思考や協力の大切さを学べるように設計しています。特に、ゲームを通じてシステム開発の流れを体感できるため、座学だけでは得られない実務に直結するスキルを身につけることができます。

さらに、エンジニアが開発したゲームであるため、よりリアルで実践的な学びを得られるのも特徴です。

このイベントを通じて、学生の皆さんに「ものづくりの楽しさ」や「創造する喜び」を感じてもらい、将来的にエンジニアという職業に興味を持つきっかけになればと考えています。

イベントのスケジュール


イベントは、以下のスケジュールで進行しました。

13:00~13:25 エンジニアの仕事とゲームについての説明
13:25~13:30 チュートリアル動画を視聴
13:30~14:00 チュートリアルゲームの実施
14:00~14:20 ゲーム 1回目
14:20~14:25 振り返り 1回目
14:25~14:45 ゲーム 2回目
14:45~14:50 振り返り 2回目
14:50~15:00 まとめ

イベントの前半では、エンジニアの仕事やゲームの概要を学び、チュートリアルを通じて基本的な流れを理解します。その後、2回のゲームと振り返りを行い、学びを深める構成になっています。最後に、全体の振り返りを行い、今回の体験をより実践的な学びにつなげました。

アンケート結果【生徒】

参加者の皆さんにアンケートを実施し、その結果を集計しました。まずは、生徒の皆さんの回答をご紹介します。

Q.本日のイベントはいかがでしたか?


参加者の皆さんに「本日のイベントはいかがでしたか?」とアンケートを実施しました。その結果、参加者の全員が「満足」または「やや満足」と回答しており、高い満足度を得ることができました。
今回のイベントが、論理的思考や協力の大切さを学ぶ良い機会となったのではないかと感じています。
 
引き続き、より良い学びの場を提供できるよう、工夫を重ねていきたいと思います。
 

Q.スタッフの対応はいかがでしたか?


「スタッフの対応はいかがでしたか?」とアンケートを実施したところ、ほとんどの方にご満足いただくことができました。
特に、「説明がわかりやすかった」「対応が優しかった」といったコメントを多くいただきました。
 
これからも、参加者の皆さんが楽しく学べるよう、分かりやすい説明と丁寧なサポートを心がけていきたいと思います!
 

Q.カードゲームの内容は難しかったですか?


「カードゲームの内容は難しかったですか?」と質問したところ、「普通」と回答した方が多い一方で、「難しい」と感じた方もいました。
特に、「カードの種類が多いこと」「ゲームの流れを具体的にイメージできるようになるまでに時間がかかること」が、難しく感じる要因になっていたようです。
 
今後は、説明の仕方を工夫したり、サポートスタッフを増やしたりすることで、よりスムーズに理解し、楽しみながらゲームを進められるよう改善していきます!
 

Q.同じようなイベントがあったらどの程度参加したいか教えてください


「同じようなイベントがあったらどの程度参加したいか」をアンケートで伺いました。その結果、全員が前向きに参加したいと回答してくださいました。
今回のイベントは、システム開発の楽しさを知ってもらうことを目的としていますが、それだけでなく、職種を問わず仕事に役立つ重要なスキルを学ぶことができます。
 
今後は、内容や伝え方をさらにブラッシュアップし、参加してくれた皆さんが『また参加したい!』と思えるような運営を目指してまいります。
 

Q.イベントの時間は十分でしたか?


 
イベントの時間については、チュートリアルからゲームの回数を重ねるごとに、実施時間が短くなっていたことがわかりました。これは、生徒さん自身がうまく進める方法に気づき、実際に工夫して行動できていたことが、実施時間の短縮や満足度の向上につながったと考えられます。また、アンケートでは「もっとゲームをしたかったので、短いと感じた」といった嬉しいコメントもいただきました!
 
今後は、いただいたご意見をもとに、実施回数や成果物の量の設定を見直し、より充実した時間を提供できるよう改善していきます。
 

Q.イベントの感想・ご要望など

  • とても楽しかったです。またやりたいです
  • ルールは難しかったが、理解できてからは面白く感じました
  • 可能であればもう一度開催してほしいです
  • もっとゲームがしたいので、次は時間を延長してほしいです
  • ルールが複雑だから、もっとシンプルにしたら良くなると思います

アンケート結果【教員】

次に参加いただいた担当教員の方のアンケート内容をご紹介いたします。
 

参加した生徒たちからは「開発現場のイメージがつかめた」といった声がありました。ゲームを通して、実際の製造工程やものづくりのプロセスに触れたことで、IT業界や開発現場がどのように動いているのか、より身近に感じてもらえたと思います。普段の授業ではなかなか触れることのない、開発現場のリアルな側面に触れることで、将来的にIT業界を目指す生徒たちにとっては非常に有意義な学びの機会となっていれば嬉しく思います。
 
またスタッフの方からゲームの進行中に迷った際には、適格なアドバイスをいただきました。スタッフの方に、丁寧なアドバイスをもらえたことで、安心して進めることができたと思います。また、生徒の満足度に繋がった大きなポイントだったと思います。
 
参加した生徒からは「楽しみながら学びも得られた」といった声が多く寄せられ、イベントが開催できてよかったと感じました。次回の機会では、今回参加できなかった生徒にも体験させてあげたいと思いました。今後は、さらにThe Projectのような貴重な体験を提供する機会を充実させていきたいと考えています。

参加したスタッフのコメント

スタッフとして参加したメンバーの感想をご紹介いたします。

「The Project」が教育的な目的を達成した点に、このイベントを学校で開催した意義があると思います。中高生は論理的な判断力を養う時期であり、ゲームを通じて論理的思考や協力の重要性に触れることができたことは、生徒たちにとって貴重な経験となったのではないかと思います。
 
普段の授業では、IT業界や製造工程を体験する機会は少ないですが、このイベントを通じて、生徒たちは「エンジニアの仕事」への理解を深め、ものづくりのプロセスについて学ぶことができたのではないでしょうか。
 
また、役割分担が明確で、リーダーやメンバーとしての行動がチーム全体の成功にどう繋がるかを学べ、チームワークの重要性を実感する場にもなったと感じています。ゲーム中では、自然に作業の進行方法や課題解決のために協力し合う姿が見られました。
 
次回のイベントでは、生徒たちにわかりやすく製造工程を伝えるために、身近な例を用いた説明を取り入れたいと考えています。たとえば、アプリ開発を「料理」に例えて、要件定義をレシピ作り、設計を食材の準備、開発を調理、テストを味見、納品を料理の提供とすることで、よりイメージしやすく伝えられると考えています。
 
今後も「The Project」を通じて、ものづくりやエンジニアの魅力、楽しさを多くの人々に届けていけるよう努めていきたいと思っています。

まとめ

今回のイベントでは、中学1年生を対象に「The Project」を活用したビジネスゲームを実施し、論理的思考や協力の大切さを学ぶ機会を提供しました。アンケートでは多くの参加者が満足と回答し、「もっとゲームをしたかった」「もう一度開催してほしい」といった前向きな意見が寄せられました。一方で、「ルールが複雑だった」との声もあり、説明の工夫やサポート体制の強化が今後の課題です。
 
生徒たちには、ゲームを通じて開発現場の流れを体験し、IT業界に興味を持つきっかけ持ってもらうことができました。次回は、よりわかりやすい説明やゲームのルールの工夫を取り入れ、より多くの学生にものづくりの魅力を伝えられるよう改善を進めていきます。
 
今回、ご応募・ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

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