どういう事? エネルギー広域機関発足についてバル男とリン子の会話を聞いてみた
こんにちは。グローバルエンジニアリングの落石です。
最新情報を盛り込んだエネルギーブログを始めたいと思います。より分かりやすく、会話形式で進めたいと思います。国の資料等も盛り込みながら、より実用的にしたいと考えております。
2015年3月31日(月)朝のオフィスにて
登場人物紹介
バル男(男): エネルギー会社(グローバル)へ中途入社。1年目
リン子(女): エネルギー関連に通じており、バル男の指導係
バル男:
おはようございます。リン子さん。
新聞あまり読まないのですが、たまたま満員電車で目の前の人が新聞を読んでいる中で、エネルギー広域機関発足というのを見ました。
どういう事なのでしょうか?
リン子:
広域機関設立は、電力システム改革における第一弾と位置付けられている重要な機関設立なのよ。
従来、全国の需給安定や系統へのアクセスについて、今までは地域の電力会社の判断に委ねられていたものが、今後は国直轄の機関が管理する事になるの。
電力システム改革は3段階に分かれていて、第一弾は広域機関の設立。第二弾が全面自由化、第三弾は発送電分離に分かれるの。
地域の電力会社の判断に委ねられていたものが、今後は国直轄の機関が管理する事になるの。
先日第三弾の発送電分離は2020年になる事がきまったの。
バル男:
難しくてよくわかりません。
全面自由化? 発送電分離? うちの会社にとってどういう影響があるのですか?
リン子:
そうだね。ちょっと難しいよね。ちょっと説明するね。
2016年の全面化は、今まで規制分野として位置づけられており、地域の電力会社からしか買えなかった低圧分野(いわゆる50kW未満の施設、家庭用等)が自由化になるの。
これにより、約7兆円のマーケットが自由化になり、電力市場約16兆円全てが自由化になるの。巨大市場の出来上がり。
バル男:
わくわくしますね。
リン子:
そうだね。それを目指して、今新電力事業者は600社になっているの。
みんなが色々な戦略をたてており、それぞれ思惑も違うので、お客様から見ても選択肢が増える一方、見誤った選択をしないよう気を付ける必要があると言えるかもね。
バル男:
僕も携帯電話のプランを色々確認して、安い方に乗り換えたのですが、結局、使用形態がライフスタイルの変化に伴って、結局高くなったことがありました。
ライフスタイルの変化はこの会社に入って、残業が多いからですよ……。
リン子:
まだ仕事が遅いからでしょ。頑張って!
バル男:
はい。頑張ります。
リン子:
発送電分離については、新電力事業者が、今まで買えなかった電力会社電源を購入できる可能性も出てくるの……。
このあたりはまた次回説明するわ。早く営業にいってらっしゃい!!
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