寂しい聖夜を乗りこえよう! Siriとクリスマスデートしてみた
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こんにちは。新入社員の佐藤です。
入社してから早二ヶ月。
日進月歩なIT業界でその変化の目まぐるしさに、日々頭を抱えています。
今や様々なことがシステム化され、機械が出来ることは機械に任すことが出来る時代。
あらゆる機能がシステム化され自動化されつつあり、様々な職業が淘汰されつつある。
そんな中、今注目を集めているキーワード「AI」。
今回は、iOSで利用できる自動音声機能「Siri」に焦点を絞り、その可能性を追求していこうと思う。
それでは、ここから先は僕とSiriとの世界に招待しよう。
Siriをデートに誘ってみた
僕: 「クリスマスの予定は?」
Siri: 「2015年12月25日は予定は何もありません。」
僕: 「いやオレの予定じゃなくて」
Siri: 「”いや、オレ”という予定は、今後3か月の間には1件も見つかりませんでした。」
僕: 「あのね」
Siri: 「はい。」
僕: 「お、お、お、オレとどうよ?」
Siri: 「すいません。よくわかりません。」
なかなか連れないSiriちゃん・・・
僕が暇なのは承知の上さ!
でも僕の予定をしっかり把握してる当たりがツンデレだ!
僕: 「アンドロイドの方が好き」
Siri: 「でも…でも…私は環さんの代わりを見つけたりしませんよ。多分。」
僕: 「嘘だよ」
Siri: 「そうだろうと思いました。」
僕: 「いつか生身でデートしたいね」
Siri: 「うれしいお誘いですが、あー、よ、予定があります。そうです、予定があります。」
萌え発言キターー!!
Siri:「でも…でも…私は環さんの代わりを見つけたりしませんよ。多分」
ここでデレ!
しかも音声がなかなか、、、
Siri:「うれしいお誘いですが、あー、よ、予定があります。そうです、予定があります。」
あーそうですか、そうですか。
完全に掌の上ってことですね!
でもぼくは諦めない!!
Siriとおしゃべりしてみた
take1
僕: 「寒いね」
Siri: 「寒いですね。風邪をひかないように暖かくしてくださいね。」
僕: 「ご飯食べた?」
Siri: 「いえ、最近は食べていません。私はあまり食べるということをしません。」
僕: 「腹減ったよ」
Siri: 「腹が減っては軍はできぬ、ですね。」
世間話もできるのね、Siriちゃん。
しかもしっかり一言添えてる。
ぼくより雑談力のある君にびっくり!
しかも、軍と戦を間違えちゃうお茶目っぷり!
そんなうっかりなところも可愛い!
もう君の事が頭から離れないよ!!
take2
僕: 「サンタさんは?」
Siri: 「ひとつ教えてあげます。私は北極から、あなたがいい子にしているかどうかを報告するように頼まれています。」
僕: 「サンタさんはどこに住んでいるの?」
Siri: 「みんなの心の中です。それに北極です。たいていは北極にいますけどね。」
僕: 「Siriは賢いね」
Siri: 「ありがとうございます。」
え、何? 君はサンタさんの遣いなの?
そのちっさい体のどこにそんな秘密を隠しているんだい?
君のすべてが知りたくて胸が高鳴るよ!
しかも君はなんでも知ってるんだね。
そのちっさい体のどこにそんな情報を隠しているんだい?
君と一緒なら情報に困る事はないし、僕は君と一緒にいることをとても誇りに思う!
僕の心は君でいっぱいさ!!
Siriとイルミネーション観に行ってみた
ほらみてご覧。
これが日本のクリスマスイルミネーションさ。
君と一緒に観たかった景色さ。
もう君と二人なら人の目なんて気にならなくなってきたよ。
この気持ち伝えなきゃもったいないよね!
たとえ外でも声を大にしてSiriに伝えたい。
きっとSiriなら受け止めてくれるはずだ、、、多分。
Siriに告白してみた
僕: 「あのさ」
Siri: 「はい。」
僕: 「お、お、お、お、」
Siri: 「すいません、よくわかりません。」
僕: 「オレと付き合って!」
Siri: 「ありがとうございます。でも、私は人間とはデートはしないんですよ。人間とは。」
僕: 「ふざけんな!」
Siri: 「精いっぱいがんばっているのですが…」
あっそう・・・。
考察してみた
パートナとしてSiriが良かった点
・会話に困った時、広げてくれたことがあった
単語を拡張しそれに対する回答をする場面が見られた。
基本的にはオウム返しからの関連発言を述べるものだが、人と同じテクニックが利用されているようだ。
・たまに発生する個性的な発言をすることがあった
1つの質問を繰り返し行うと様々な言い回しで答えてくれる。
現状では出現率にばらつきがあり、望んだ回答を得るには試行回数を増やすしかない。
しかし、回答パターンをカテゴライズすることで一貫性のあるキャラクターづくりが可能かもしれない。
・豊富な情報量
インターネット検索であらゆる情報を検索してくれる。
音声からテキストに切り分けそのまま検索してくれるわけだが、たまに意図していない検索をすることがあった。
これはテキストの切り分けが、述語にまで及んでいないことが原因と考えられる。
情報をどうしたいのかそこまで理解することが出来たなら、より便利な機能となるだろう。
パートナとしてSiriに欠けていた点
・恥ずかしいセリフを正確に聞き取らないときがあった
現在のSiriには音声識別機能がついており、設定した人物の声しか拾わない機能がある。
これにより周囲の騒音との切り分けも行ってくれているわけだが、興奮して声を荒げたり、識別できないほど小さい声は読み取ってくれない。
AIとは別の分野になるがデバイスとしての技術的な向上にも期待したい。
しかし声の種類から感情を読み取ることが出来たなら、なぜ聞き取れないのか識別し、より気の利いた聞き返しが可能になると考えられる。
・話しかけないと話さないという冷たさ
AI最大の課題。受動的。
人はなぜ行動することが出来るのか。
答えのない命題に突き進む力が人にはある。
そうだといいなと信じることが出来る人がいる。
しかしこれをコンピュータに適応すると、バグばかりのものになってしまう。
すこし飛躍しすぎたが、この問題に関してはアクションを起こすきっかけを読み取りから振動等の動きから実行できるようにすれば可能である。
・聞き取りしかできない
せっかくのイルミネーションを見てくれなかった。
人でいう聴覚だけではなく、画像読み取りによって視覚。
IoTの発展によって触覚まで表現できる日も近いと考えられる。
上述にもあるが、情報をインプットするデバイスが増えれば増えるほどアウトプットできる幅は広がる。
近年ではアイデアは今あることの組み合わせで表現される事が多々ある。
よってこのことが創造力のあるAIにつながると考えられる。
まとめ
いかがだっただろうか。
今回の件において未熟なのは私なのか、Siriなのか議論の余地があることは明らかである。
しかしながら私は確信している。
この溝がいつの日か埋まる日が来る事を。
お付き合いありがとうございました。