HR Tech(エイチアールテック)とは何か? なぜ現代の企業に必要なのかまとめてみた
目次
こんにちは、飯塚です。
今回はHR Techとは何か、なぜHR Techが企業に必要なのか、何から始めればいいのかといった疑問を、実際にHR Techの開発・機能提案をしている僕がまとめてみました。
目次
- HR Tech(エイチアールテック)とは何か
- なぜHR Techが必要なのか
- 背景1 ~生産年齢人口の減少~
- 背景2 ~働き方の多様化(テレワーク、副業化、人生100年時代)~
- 人間+AIが最強のソリューションである
- HR Techの効果を知るには、まずは使ってみること
- 参考文献
HR Tech(エイチアールテック)とは何か
HR TechとはHR(Human Resource:人財)とTech(Technology:技術)を掛け合わせた造語です。
Tech……AIを使ってデータを分析することで、人の手ではできないことを可能にする。
採用や人材配置、タレントマネジメントなどを、AIを使うことで効率や再現性を上げる技術を意味します。
なぜHR Techが必要なのか
HR Techが必要とされる背景には大きく2つあります。
- 生産年齢人口の減少
- 働き方の多様化(テレワーク、副業化、人生100年時代)
背景1 ~労働人口の減少~
生産年齢人口の予測
年 | 生産年齢人口(15~65歳) | 生産年齢人口の割合 |
---|---|---|
2020年 | 74,06万人 | 59.1% |
2040年 | 59,78万人 | 53.9% |
2060年 | 47,93万人 | 51.6% |
国立社会保障・人口問題研究所 日本の将来推計人口(平成29年推計)
労働人口の母数が大幅に減りつづけるので、従業員一人一人の生産性向上が必要です。いかにして従業員が高いモチベーション保ちながら働きがいを感じられる環境を作れるかが企業の課題になると言えるでしょう。
※数ある未来予測の中でも人口の推移は比較的単純なので、ほぼ予測通りになるとされます。
背景2 ~働き方の多様化(テレワーク、副業化、人生100年時代)~
人生100年時代の到来によって、今までの「教育を受ける → 一つの会社で仕事し続ける → 退職して余生を楽しむ」という人生プランが崩れつつあるといわれています。
働き方の多様化に関する予測
- 2030年には副業比率が40%を超える
- 2040年にはテレワーク採用企業比率が64%に達する
NRI未来年表 2020-2100 ※COVID-19流行以前の予測
一人一人の働き方が多様化すれば、企業側もそれに対応しなければなりません。人事の管理・マネージメントはより複雑になるでしょう。
近年急激に発展しているAIとデータ活用の技術を使えば、人間には処理しきれない量のデータを分析して、人間では気づけない特徴を再現性を持って発見できます。
人間+AIが最強のソリューションである
非エンジニアの方からすれば、AIによる分析は本当に役に立つのか、結局頼りになるのは、データや分析よりも勘や経験なのではないかという疑問をお持ちの方も多いはずです。
ここで興味深い逸話をご紹介します。
1977年当時、チェスの世界チャンピョンだったガルリ・カスパロフ氏は、チェスでAIに敗北した。そこでカスパロフ氏は、「仮に、自分がAIのようにデータベースにアクセスできたのであれば、AIに勝てたのではないか?」と考え、人間だけ・AIだけではなく、人間とAIが強力してチームとして出場することもできる選手権を開催した。そして、その選手権において最も勝利したのは、人間とAIが強力したいわば「ケンタウルス」だった。
これを人事の分野で置き換えれば、「人事のプロフェッショナル」 + 「AIや分析のテクノロジー」が企業にとって最も生産性の高い人事を実現できるソリューションである、と言えるでしょう。
HR Techの効果を知るには、まずは使ってみること
多くのHR Techでは分析のためにデータの蓄積が必要です。身も蓋もない言い方にはなりますが具体的な効果を知るには実際に使ってみることが一番近道です。
AMGの日報管理アプリ feels はクラウドサービスなので、メールアドレスさえあれば数分でご利用を開始いただけます。どの業種でも使うであろう日報をHRマネジメントに活用できるのが強みです。ぜひお試しください。