避難所ってどんなところ? 一人暮らしが避難所に行くときに気をつけたいこと

こんにちは。まつうらです。
 
このブログは、大型台風19号が東京を通り過ぎた(2019年10月12日)の翌日の夜に書いています。昨日の今頃は、避難所に指定された小学校の教室で、炊き出しのご飯を食べていました……。
 
結局、風や雨が止んだ深夜に帰宅し、自宅も私本体も無事でした! まだまだ水が引かず大変な地域もあり、どうかご無事で、と思いつつ、今回の台風で学んだことがいくつかあるので、メモしておきます
 
特に一人暮らしで、何事も自分で判断しないといけなくて、避難、どうしよう? となった方の不安を少し減らせたらいいな~と……。避難所にいたのは6時間弱ですが、参考になると幸いです。

台風が来る前の準備

いつも家に引きこもるための食料を買い込むくらいしか対策してなくて、今回はプラスでバスタブに綺麗なお水を貯めておく(手を洗ったりするのに使えるように、入浴後のお湯でなく、貯め直しました)くらいの準備しかしてませんでした。
 
電気や水道のライフラインが止まっても食べられるもの、チョコパイ(松浦案)! パンとかが売り切れていたスーパーでチョコパイを確保しておきました。前日のおやつでちょっと食べちゃったけど。

台風当日の昼


川が氾濫する恐れがあるため、避難準備をしてください。のエリアメールと警報の音で目が覚めました。避難……!? 家に籠る準備はしていましたが、避難の考慮はなかった!
 
今まで考えたことなかったけど、地図を確認すると荒川が超近い……。ハザードマップで確認したら、住んでいることは真っ赤でした。
 
すでに電車も止まっていて脱出も出来ない……。どうしよう!? 大パニック。

情報収集にはツイッターが便利


警報が鳴った後だと、アクセスが集中して区のサイトが繋がりにくくなってました。そんな時はツイッター! 区の公式アカウントで警報や避難所の案内を確認できました。
 
3.11の時もツイッターは安定して繋がっていたし、大事なインフラの一部ですね。ただ、避難所の一覧はこちらを、のリンク先が表示できず……。
 
ポスティングされていた防災タウンページが未開封のまま保存してあったことを思い出し、それで確認できました。活用する日が来るなんて思ってなかったけど、捨てないでよかった!

避難用の荷物をまとめよう

私がリュックに詰めたのは下記です。
 

・大容量のモバイルバッテリー
・スマホ用充電器
・着替え
・パーカー
・サプリメント・薬
・500mlのペットボトル3本
・チョコパイや氷砂糖等のお菓子
・カップラーメン
・大判のブランケット
・タオル(バスタオル、フェイスタオル、ハンドタオル)
・歯ブラシ、化粧ポーチ
・ipod、イヤホン
・身分証明書(パスポート)

 
ツイッターで、避難所には、水や食料を持参ください。とあったので家の前の自販機で、500ミリのペットボトルの水を購入しました。スーパーでは早々に売り切れだった水も、自販機では余裕でした。籠城用に買ってあったのは1.5リットルだったのですが、持ち出しには不便ですね……。
 
実際に何が役に立ったのか? は後述しますね。

ついに避難勧告がでる


ついにー! 2階以上に避難してください。のエリアメールがきて、警報が聞こえました。私が住んでいるのは1階なのでアウトです。
 
でもねえ、なかなか避難するって決意ができなくて。1人で、人がたくさんいるであろう避難所で、一晩過ごすってしんどいですよ……。
 
家に居たい! ここから出たくない! でしばらくゴロゴロしていたのですが、LINEやツイッターで「大丈夫?」って気にかけてくれているみんながいるというのと、「外に出れるうちに行った方がいいよ!」と説得してくれたので、1時間くらい悩んだのち、勇気を出して近所の小学校に向かいました。17時半くらいです。
 
どうせ眠れないし、孤独なので暇つぶし用にSWITCHでゲームをダウンロード購入し、インストールして持ち出し用の荷物に追加しておきました。

避難所に到着

ツイッターで区のアカウントを確認すると、すでに満員の避難所がいくつもあります、と記載されてたのですが、わたしが向かった小学校も結構な人で、受付で少し並びました。受付では住所や名前、年齢等を記載し、空いている教室の空いているところを自分で探して下さいと案内されました。
 
台風のピークと言われていた21時までは、まだ3時間半ほど時間がありましたが、満員に近かったため「場所が見つからない」と引き返してくる方が多かったです。なにかと便利な自宅に居たくて粘ってしまいましたが、避難後困らないように早めに向かった方がよいです
 
受付からだいぶ離れた教室の窓側に空きを見つけたので、そこに落ち着きました。ご老人、若い人、子供を連れて一家で来てる方……など、各年齢層の方がいらっしゃいました。

避難所で貸し出してくれたり、頂いたもの

・床に敷くシート(表面が銀色で薄いマット? みたいなもの。丈が短めのシングルベットくらいで結構大きかったです)
・毛布(圧縮されて袋に入ってました。薄いけど暖かい! 新品ぽい)
・非常食のビスコ(個包装だと3袋分? くらいの量がパウチされてる)
・アルファ米の炊き込みご飯(炊きたて!)

食料は自前でと伺っていましたが、ビスコと炊き出しのご飯をいただきました。
 
受付や案内、いろいろなものを配布してくださってたのは区の職員の方だと思います。ご自宅も心配だろうに、ありがとうございます……。炊き出しはボランティアを募集したりしてました(かなり多くの方が立候補したみたいです。わたしは乗り遅れました)
 
職員の方が持ってきてくれたり、配慮いただいていたのですが、受付からかなり離れた教室なので、なにか配ってても乗り遅れたりすることがしばしば……。仲良くなった隣のお姉様がわたしの分までもらってきてくれたりして、すごくうれしかったです。

避難所ではみんな何をしているのか?


座ってお話をしたり、寝転びつつスマホで動画を見てたり、子供はSWITCHでゲームしてたり。1人分のスペースがしっかりあった(シングルベットくらい)ので、ゴロゴロがはかどる。
 
わたしはバッテリーが心配だったのでツイッターを見てました。動画とかゲームをせず、ツイッターだけだとあまり電力を消耗しませんでした。友達の様子もわかるし、川や台風の情報も拾えるので便利です。
 
暇つぶし用にSWITCHを担いできましたが、使うことはありませんでした。周りにいたお姉様方が仲良くしてくれて、ずっと話してくれていたからです。
 
それぞれ息子さんやお孫さんと離れ、一人で暮らしてらっしゃるそうで、一人だと避難するかほんと悩んでしまうわよね! でも来てよかったわ、一人だときっとずっと不安だったから、とおっしゃってました。わかるー!
 
家が一階なので沈むかも……と不安な私を励ましてくれたり、「インテリね! 教師って感じよね!」とか、「私の孫と同じくらいじゃない? え? XX才なの? 見えないわ~!」ってお話したり、女子会のようで楽しくて、時間があっという間に過ぎました。クロワッサンとかグミとかいただいちゃった。なのでチョコパイをお渡ししました。
 
教室にテレビはなく、隣のお姉様がラジオで聴いて気になった情報を私がスマホで検索して詳細をお伝えして、と協力して過ごしました。荒川以外の河も近くにあるので油断できないわ……。
 
台風のピークが来たあたり、窓の隙間から少し雨漏りしたのですが、他の教室にいた小学生たちが駆けつけてくれて、補強してくれました。天使……。

持っていてよかったもの

・大容量のスマホバッテリー
・飲み物
・大判ブランケット(マットも毛布も貸していただけたので、丸めて枕にしてました。ツイッターで見た感じ、地域によっては下に敷くものの配布もないところもあったようなので、枕にできるクッション、敷けるもの、くるまれるものは持ってった方がいいと思います)
・ipod(雨音がすごくて眠れなかったので音楽を聴いてました。いつもはiphoneで聴いているのですが、バッテリーの消耗を考慮して別に。ラジオも聴けます)
・お菓子(和む)

 
私は数時間の滞在だったので、もっと長期化するようなら必要なものは増えると思いますが、一晩くらいならこれくらいあればあまり困らなそう。

雨が止んだので帰る

台風のピークが過ぎた23時くらいから、ちらほら帰る方がいらっしゃったのですが、わたしは雨や風が止んだ0時過ぎに自宅に帰ってきました。本当は朝まで居たほうが安全と思いますが、周りのお姉様方が帰るのが寂しくて一緒に出てきちゃいました。
 
家は何事もなかったです。日課のフィットボクシングをショートバージョンでこなし、シャワーを浴びて寝ました。気疲れなのか、翌日の今日は1日中寝てしまった……。

まとめ

だいぶ長くなりました。今回の経験で学んだのはこのあたりです。

        

  • 家の周りの状況、防災情報(ハザードマップなど)を事前に確認しておき、避難が必要かは考えておいた方がいい(いざ警報が鳴ってからだともう、他の地域に脱出したり、持ち出す物の買い出しはできない)。
  • 避難所は確認しておいた方がいい(当日になると区のサイトは繋がらなくなったりするので、スクショとかで保存しとくべき)。
  • ツイッター、LINEで友達や家族とつながったおいた方がいい(多摩川が! そばに住んでた友達は大丈夫? とか確認ができる)。
  • 避難所では周りの方と協力できるとよい。
  • 一人暮らしは楽しいし最高だが、災害時はパニックになりがち。

 
以上です。シミュレーションと備えが大事!

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