2019年最新版! Oculus Go×Unity 環境構築手順まとめ

こんにちは。飯塚です。
 
2019年もおやこもの作りたいけんのプチコーナーとして、バージョンアップしたVR花火を作りました!
 
一度は自作のVRアプリを作ってみたいという方向けに、Oculus Goを使ったVRアプリ環境構築手順をまとめました。
 
目次

  1. Oculus Goの環境構築に必要なもの
  2. Oculus Goの公式ドキュメントを読む
  3. バージョンを押さえる
  4. いざ、環境構築

Oculus Goの環境構築に必要なもの

Oculus Goの中身はAndroidなので、Unityで作ったVRプロジェクトををAndroidアプリとしてビルドします。必要なものは以下です。

ツール 今回のバージョン 補足
Unity Hub 2.0.3 Unityのバージョン、プロジェクト管理ツール
Unity 2018.4.4f1 ※LTS
(Android Studio) 3.4.1 Android SDKをインストールするのに使用
Android SDK Android 7.1 ‘Nougat’ (API Level 25)
Oculus GO本体 + 付属のUSBケーブル

※作成時点ではUnityのLTSバージョンに対応していませんでした。そのためAndroid Studioを使用しました。今後Unity HubでAndroid SDKも管理できるはず。

まずはOculus Goの公式ドキュメントを読む

Oculus Unity Getting Started Guide
 
公式に手順が書かれているので、素直に従うのが一番速いです。適当に読んで、「大体勘でいけるでしょ」なんて思っていると、後々ビルドにはまって泣きを見ます。

バージョンを押さえる

バージョンが合わないと、コンパイルが通ってもビルドに失敗するので、確認しておきましょう。
 
Unityのバージョン
下記サイトで調べます。LTS(Long Term Support)が、動作が安定しているので推奨です。
Compatibility and Version Requirements
 
Android SDKのバージョン
Oculus Goの公式開発者向けブログに従い、Oculus Go shipped with an Android API level of 25をインストールします。
Best Practices: Ensuring Compatibility of Your Gear VR Application for Oculus GO

いざ、環境構築

1. unity hubをインストール
 
Download Unity
 
2. unity hubからunityをインストール
 

 

 
3. Android Studioをインストール
Android Studio
 
4. Android StudioからAndroid SDKをインストール
 

 

 
5. Unity Hubでサンプルプロジェクトを作成
 

 

 
6. UnityのAsset StoreからVR用のサンプルアセットをインストール
 

 
インストールして、Sceneを選択するとこんな感じ
 

 
7. Oculus Go用にビルドの設定。File > Build Settingsを選択。
 

 
8. PlatformをAndroidに切り替える
 

 
9. Player Settingsを開く
 

 
10. Inspecter > Other SettingsのPackage Name, Minimum API Levelを変更

 
11. Inspecter > XR SettingsのVirtual Reality SDKsにOculusを追加

 
12. Build And Runでビルド

まとめ

いかがでしょうか。
 
手順を正しく押さえればサクッとできるはずです。自分で作ったVRアプリの中に、自分で入って体験するのはなかなかエモいので、ぜひ試してみてください。

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