アウェー営業マンが偉そうに語ってみる! エンジニアに必要な営業スキル
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はじめまして。都内某零細IT企業でシステム営業に奔走しているアラフォー男子、池尻太郎(大阪産)と申します。
65名の社員のうち、たった1人の営業職という会社で、社内の様々な場面で、感覚の違いに戸惑いつつも毎日、楽しい日々を過ごしています!
この度、システムエンジニアに必要な営業スキルというテーマでブログを書いてみない? と言われてまさに適任だと思って快諾しました(お声掛けありがとうございます!)
そもそも“ 営業 ”とは?
そもそもですが、“ 営業 ”とはなんでしょうか? 某検索エンジンに聞いてみると、いやはや色々出てきます。これだ! って言う統一の概念が出てこないのも曖昧な職種の寂しさです。
そんな中でも、パッと大雑把に掴むと営利を目的とした業務に携わることみたいな感じですかね。なんとなく。
営利を目的とした業務が具体的に何を指すのか、現役営業職でも非常に答えにくい曖昧な表現ですが僕は営利に関わる業務全般が営業という仕事だと思っています。
まさに読んで字のごとくですね。そんな曖昧な仕事の中でも、1つだけはっきりしていることがあります。
それはズバリ“営業”だけでは、何も生み出せないという事です。システムアプリケーションに限らず、食品メーカーでも、車販売でも、はたまたWebサービスであっても。“営業”だけでは、何も生み出さないのです。
クライアントに提案をして、案件を受注する事まではできても、“作る人”がいてくれないと営業という行為自体が成立しないのです。
ですから、エンジニアの皆様には心から感謝しています。いつも無理難題に答えてくださってほんとにありがたいです。
でもだからこそ、物を作れるエンジニア自身が少しでも営業スキルを身につけることが出来たら、クライアントの要望に対してもっと良いものを、もっと素晴らしく提供できると思います。
もしも、それによって万が一にも私の仕事が減ってしまったとしても!
実際は、“営業”と“エンジニア”が、お互いの仕事を尊重し合いながら、クライアントに喜んでもらうために違う視点から知恵を出し合って行くのが最高のあり方だと思います。
そのためにも是非 “ エンジニア ” にも営業的スキルを少し持ってもらいたいのです。そしてこのブログが少しでもそのお手伝いになればいいなと思っています。
営業スキルを磨く前の大前提として言っておきたいことがある
前置きが長くなりましたが、営業スキルを磨く前に、まず大前提として言いたい事があります。
それは売上と利益をどれだけ意識できるかという事です。もっと単純に言えば、自身が作るシステムが、売り上げと利益を生むものなのかという事。
売り物である意識があるという事は、クライアントがそのシステムによって高い満足が得られるかを常に考え続けることであり、また、そのシステムによってクライアント自身が利益を生むことを真剣に考えられているかという事です。
ではその意識が、あるのか、無いのかで、何が変わるのか? と言われれば、僕は、作るものの質が変わると思っています。もちろん良くなる方に。
我々が扱っているものは市場に出ていく製品(売り物)です。当たり前のことですが、他社よりも優れた製品であることが評価をされます。
独りよがりになることなく、製品として質の高いものを追い求めて行く事が他社との差別化になり、またクライアントの満足につながり、自社の評価を上げる大きな要因になります。その評価が、次の案件紹介や、他部署やグループ会社の紹介につながって行くのです。
そうなれば、それはもう立派な営業活動です。
スキルと言いながら、今回は少し心構え的なお話になってしまいました。次回からはもうちょっと具体的にエンジニアに必要な営業スキルを紹介出来たらと思っています。
ほな。
エンジニアの中に営業が一人という完全アウェーの中、「 自分 」とはなんなのかを自問自答しながら日々の業務をそれなりに楽しんでます。
ストレス発散は丑三つ時にかけるワイシャツのアイロンと、ガンバ大阪ゴール裏。
大阪出身。